ブレーキワイヤーの配線処理。ピストを組み仕上げるにあたって、一番の悩みのタネではないでしょうか。(大げさ)
そもそもノーブレーキがデフォルトのフレームですから、ブレーキワイヤーの通り道どころかキャリパーを取り付けるための穴さえ確保されていません。そこへ付けるのですから、うまく工夫しないとまさに取って付けたようになります。
プレストでもかなりアウターを隠すを工夫しましたが、このように垂れてきて、しまいにはタイヤに擦ってアウターを削ってしまう始末。…orz
そうすると、アウターはやはりフレームの中を通すのが一番なのです。
が、一番心配なのは、穴を開けたことによるフレームの強度の低下。
ちょっと調べてみたところ、このような知恵袋が。
質問者さん、ボロクソに言われてます。あー、やっぱりダメなのね。。と思ったのですが、ちょっと待て。そもそもこの回答してる人たちって絶対自分で開けた経験もないくせに、どこかからの受け売りで、さも物知り顔で、上から目線で答えてるだけじゃないですか。クソすぎます。
穴を開けたら強度が低下するなんて、誰でもわかることです。
ただ、その低下具合が問題で、10の強度が9や8になったところで、トリックなどして車体をぶん投げたりするでもない以上、問題ないはず。
そもそも設計時からかなりの安全率を見てるに違いない。という自己見解に落ち着きました。
というわけで、やります。
位置を決めたら、まずはポンチで跡をつけて、2.5mmのキリで穴を開けます。
簡単に開きました。ダイソーのキリ、なかなかやります。(写真一枚目)
次に5mmほどのキリで、穴を大きくします。
そして、次に8mmのキリで、穴は完成ですが、最後に小口をきちんとヤスリで処理をしておきます。
これは、バリの処理ためだけではなく、見えないほどの小さな鋭角のキズからひびが走るのを防ぐためです。
基本的にやってはいけないだろうことをしているので、その辺りはちゃんと意識しておくべきです。
ピカーン。美しい穴が開きました。←
後編に続く